はじめて子犬・子猫を迎えた飼い主様に知って欲しいこと
おうちに迎えて一週間ほど経って環境に慣れたころにワクチン、健康診断に来院することをお勧めします。
健康診断および検便(犬、猫)
視診、聴診、触診、検便をして異常のないことを確認します。
おうちでした便を小指のあたまぐらいをラップなどにくるんでお持ちくださいしてください。
病気の予防
混合ワクチン(犬・猫)
子犬、子猫は母親から病原体(ウイルスや細菌)に対する免疫(抵抗力)をもらって生まれてきますが、それは成長するに連れて失われていきます。また母乳を十分飲めなかったり小さい体で生まれてきた場合はもともと免疫が弱い子もいます。
母親からの免疫が低下していく生後1ヵ月~4ヵ月の間に混合ワクチン接種を受けて感染症から守ってあげることが必要です。(回数、接種のタイミングはその子によって異なるのでご相談下さい)
また、一度体に定着した免疫も次第に低下していくので、成犬、成猫になっても年に一回の追加接種が必要です。
狂犬病ワクチン(犬)
狂犬病予防法ですべての犬は、狂犬病のワクチン接種が義務づけられおり、守らなければ処罰の対象となります。
生後91日以上の犬は飼い始めてから30日以内に1回、この時に同時に札幌市への登録も行われ、人の戸籍と同じ役割をします。それ以降は毎年1回接種してください。
ノミ、マダニ予防(犬・猫)
ワンちゃんは混合ワクチンが終了して2週間ほどで外での散歩ができます。 お散歩に出るようになるとノミ、マダニの寄生に注意が必要です。 痒みや皮膚炎だけではなく、ノミ、マダニが媒介する病気もあります。
フィラリア予防(犬)
フィラリアは蚊が媒介する寄生虫です。感染した犬の体内で20~30cmに成長したフィラリアが、心臓や肺の血管に寄生することで様々な症状を引き起こします。
避妊・去勢手術(犬・猫)
望まない繁殖を防ぐだけではなく、発情によるストレスや生殖器関連の病気の予防のため有効です。 生後半年くらいから行うことができます。
しつけ、社会化
生後半年までのパピーの期間は社会性を身につける大切な時期です。
ワクチンが終了していない子はまだ外でのお散歩や不特定の犬と触れ合うことはできませんが、この時に家族以外のいろいろな人と触れ合ったり、様々な環境に慣れさせることが大切です。